埼玉西部からの日帰り登山を考えると
奥秩父、奥多摩、がんばって丹沢方面かと思いますが
今回はその中から、車で1時間ぐらいの奥多摩日原(にっぱら)にむかう。
JR青梅線奥多摩駅を過ぎて
日原鍾乳洞方面へ
見上げると石灰を運ぶトロッコ
倉沢橋
倉沢橋は、東京都の管理している都道1203橋の中で
橋下の高さが61mある一番高い橋との事。
橋の上から、日原川の支流、倉沢谷を見下ろすと
沢が相当深い
その沢を登る人たちにとっては
奥多摩最難のマイモーズの悪場と言われているそうだ。
落ちてきそうな巨岩も多い。
日原鍾乳洞を過ぎて、林道に車を停めて
日原巨樹コース
一石山から、金袋山へ 登山開始。 いきなり急傾斜を20分ほど登る。
・・・なんだか、もう気が散る。
朝通り過ぎた、青梅街道の松乃屋のお饅頭がたっぷり並んでいた姿が
気になる。
帰りまで残っているだろうか。。。
今回のルートは、そう厳しい場所ではありませんが
地図に載っていない道のため
ガイドか、経験者の同行が必要(職場で言えば梅さん?)
山道の先に、木の枝が横に置かれているところは
この先危険な足場なので、基本的には進入禁止の場所だという。
そこを、ガイドの案内で進む。(よい子は真似しないでください。よい大人も。)
だいぶ落葉していますが
所々、鮮やかな紅葉が見られる。
さるのこしかけ きのこも。
最後の岩場
そして、本当は立ち入り禁止の頂上の岩場に到着!
眼下に、車道が見える。
埼玉との県境方面
はい、よく登りました。
綺麗な稜線辺りにシカが現れることも多いという。
反対側の進入禁止の木の枝をまたいで尾根を歩くと
穏やかな頂上に出る。
一石山 1007m
さらに進むと
巨樹が多くなる
そして、金袋山の巨樹ミズナラ
ウッドサークルが囲み、巨樹を守っている。
さらに進んで休憩
ここには、熊などの動きを撮るためにカメラが仕組まれている。
奥多摩ツキノワグマ研究グループのHPで紹介されると申し訳ないので、
写らないように気をつけて、ひと休み。
たわ尾根の落葉した斜面は、初冬の日差しが温かい。
あんまり休むと歩くのが嫌になる、程々にして正しいルートで下山する。
帰り道が結構長く感じ、こんなに沢山登ったんだな~と、充実感。
往復3時間くらい。
樹皮が落ちて
迷彩色のような肌を露にしているリョウブの木(多分)。
この水も、やがては多摩川まで流れていくのでしょうか。
最近、若い女性にも登山は人気と聞く。
ネイチャーガイドつきのバスツアーが企画され
都内から、奥多摩方面に向かうそうだ。
スクールも開設されているようで
TVで紹介されているのを見たとき、講師が参加者に向けて
「等高線の込んでいるところは、斜面が急です。」と説明している。
そういうことから教えるんだな~と思いながら
カラフルでおしゃれなファッションがお似合いの女性が
「お酒を飲んだ後は、なんとなく罪悪感を感じますが、登山の後は達成感があって満足です。」と
充実の笑顔で話していた。
帰りの急傾斜で、これから登ってくる3人組も20代
構成は イケメン2名+守ってあげたくなるような清楚な女子1名 (いいな。。。)
わたしは、体力的には大丈夫なのですが
同じような山道の連続に、すぐ飽きてしまうのがいけませんねーーー。
ふと、よぎるのは
下りたら何食べようかということばかり。。。
松乃屋さんに電話をしたら
「今日は、もう無いんですーーー。」と、明るいお母さんの声
『やっぱりな。。。朝、予約して置けばよかったよ。』
それでは、吉野梅郷の紅梅苑はどうかなと
考えながら帰路につく。
通称 ロウソク岩 ↓
2009.11.21 pana