友人の案内で、あきる野市の山奥にある寺へむかう。
途中の街道はまだ、百日紅の花が残っている。
少し前まで、ライトアップもされていたという。
瀬音の湯の近く、臨済宗建長寺派
龍化山 徳雲院
友人がこの寺を知ったのは
わたしが以前載せた記事の
やまざき酒舗に行き、食事をした際に、
店の女将さんに教えてもらったという事だった。
わたしは、予備知識無しで、~ゆるり~と出かけたのだけれど
思いがけず、痛い体験をすることになる。
車を停めて歩き出すと
四季の移ろいを、五感で感じられる別世界が広がっていた。
養沢川
6月末くらいには
蛍が飛び交うという。 その時は混雑するので、夜9時以降がおすすめとのこと。
大自然の木々に抱かれた境内では様々な草花に癒される。
今の時期、萩の花が美しい。
(久々に、美しく撮れた!自画自賛)
住職と、奥様は、時間が許せば色々と教えてくださり、話は尽きない。
中でも、ある歌人のことは、わたしたちにもご縁がある。
『筏組む 木の音冴えて 水ませる あさけのたにに 鶯の鳴く』
養沢川の川幅は狭く
山から切り出された木は、一本、一本流され、
少し下流で、筏(いかだ)に組まれる。その時の音を詠っているという。
この歌
埼玉県所沢市三ヶ島出身の明治の歌人 三ヶ島葭子(みかじまよしこ)の作。
この近くに住み、教師をしていたということだ。
また、所沢三ヶ島公民館には、葭子の資料室もあると言うので
住職の奥様は、あきる野市と所沢市は姉妹市みたいね。と話す。
葭子の異母弟は、左卜全 (ひだりぼくぜん)
歌碑のそばには、真っ白なスイフヨウの花。
普段見過ごしているような芙蓉も、じっくり見ると涼やかで大胆
そう、三ヶ島葭子には、情熱的な歌も数多くあるという。
八重
スイフヨウは、朝、真っ白な花びらが、時間の経過と共に、うっすらとピンク色に染まり
やがて、濃いピンクへと変わっていく様が、酔っているように変化して行く事から
酔う芙蓉 → 酔芙蓉(スイフヨウ)という名が付いているという。
酔っても?酔うから?美しいのかな。
こちら、
透き通る白い花びらが可憐な、アノダ。
これからの境内には、彼岸花も咲いてくるという。
続いて住職が、坐禅堂を案内してくださると言う。
縁先には
春は、梅(3月のお彼岸頃)
夏は新緑
秋は紅葉
冬の雪景色
この日は、暑さも納まった秋の始まりでしたが、庭と借景の山が、しっとりと緑濃く、心安らぐ。
そして修行場へ
先ずは座り方を教えてくださると言う。
太極拳でもよく指導される、丹田(へその下3寸)に気持ちを沈め
わたしは半跏趺坐(片足だけ他の片足の腿の上に組む)し、
手を重ね、
半眼を落とすと、、、すーっと気持ちがよくなってくる。
調身
調息
調心
更に、試しに、
あの、ビッシッ!と叩く 警策で打ってくださると言う。 えっ。
臨済宗は、前を向いて坐禅をするので
打たれるのは、前屈みになった背中を4度だったかな。。。
一度目は、そりゃ痛いわ。でも、逃げ出すような痛みではない。
リズム良く2度3度と打たれると、平気になる。
勿論あざにもなっていない。
徳雲院には他にも、先代加藤耕山12世ゆかりの屏風や書などが
美しく設えられている。
住職や、奥様がいらしたら
それは随分といいものが見せていただけるし、お話も伺うことが出来るかも。
楽しかった。 pana
徳雲院
東京都あきる野市乙津511
坐禅会もあり