かなしい午後
梅雨の季節を前に
家の内外の手入れが忙しい。
その日は、玄関のドアを開け放し、下駄箱の靴や、棚板を干していた。
午後になって、小学生の遊ぶ声が聞こえ始め
そろろそろ片付けようかと外に出ると
ちょうど、自転車に乗った男の子が通りかかる。
大きな名札をつけている 『一年生だな。』
「こんにちは!」と声をかけてみた。
す る と
泣き始めた。
ど、どうしたの
物心つかない子ではない、ピカピカの一年生だ。
小学生に泣かれた自分。。。 かなりショック。
こっちが悲しいよ。。。
信じられない思いを打ち消すため
今度は、そばで遊び始めた4年生だという女の子に聞いてみた。
「ねえ、おばさんね。さっき一年生の男の子に泣かれちゃったんだけど、そんなに怖い?」
わたしを見て、にっこり笑っているけれど
「・・・・・。」
返事はない。
スッピンという訳ではないし、もしかしたら、黒い帽子のせいなのか。。。
その日、ウォーキングしながら友人のM1号、M2号にも話したら、驚かれながらも
「きっと、その男の子は何か他に悲しいことがあったのよー。」
と、いつものように優しくなぐさめてくれるのだった。
数日後
また家の前で、その小学生に会った。
今度こそ!と、帽子を取って
「こんにちわ!」と声をかけると
元気な声で
「こんにちは!」と答えてくれた。 よかった。
少し自信を取り戻せた午後だった。 pana
June 07,2010 12:18 PM


